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空室が全然埋まらない!?原因は管理会社にある可能性!

空室が全然埋まらない!?原因は管理会社にある可能性!

投資のために購入した賃貸物件を管理会社にまかせっきりにしていたら
・何ヶ月も空室のまま
・賃料は高くないのに入居が決まらない
・管理会社からあまり連絡がない
なんて話はよくあります。賃貸経営する上では必ず空室リスクがあります。

ずーっと満室が続く物件はないので、空室リスクをいかに最小限にすることが賃貸経営では重要です。しかし、空室が埋まらない理由が物件以外にあるとしたらどう思いますか?その原因が管理会社にあるとしたらどうしますか?

いやいや、「管理会社はちゃんとやってくれるもの」「管理会社に任せていれば大丈夫」などと思う大家さんは注意が必要です。気づかないうちに、管理会社が原因で空室が埋まらない状態になっているかもしれません。

本記事では、空室が埋まらない原因が管理会社にある可能性を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

募集図面のクオリティの低さ

自分の物件がどのように露出されているかご存知ですか?

空室が埋まらない原因の1つとして「募集図面のクオリティの低さ」が考えられます。

募集図面は、お部屋探しをしている人にとって第一次情報です。ここでお客さんの注目を集められなければ入居につながりません。昔の募集図面は間取りと写真を掲載し、あらゆる情報を詰め込んだだけのものが多くありました。ごちゃごちゃして見る人を完全に無視していましたが、昔はそれでも問題ありませんでした。
ひどいところは、白黒の写真もない募集図面を出している会社もあります。古くからある地場の不動産会社の可能性が高いです。

今では賃貸物件が増え、不動産屋さんがたくさんあります。いかに他社との差別化をし、お客さんを取り込んで行かなくては生き残れません。
募集図面の限られたスペース内で、いかに「見やすく」「魅力的」にアピールできることが重要です。

また、募集図面のクオリティが低いと、仲介する不動産屋さんにも影響してしまうケースがあります。募集図面が簡易的だったり適当に作成された図面は不動産屋さんも客付したいとは思わないので紹介したくありません。不動産仲介に良いと思われないと借主に紹介されないので、客付けに大きく影響します。

せっかく良い物件なのにアピールができなかったり、紹介すらしてもらえなかったりでお客さんを逃してしまう可能性があります。「今はインターネットを見てくる人がほとんどだから関係あるの?」と感じるかもしれませんが、競合物件との差別化をするなら力を入れて募集図面を作成しなければ、新築物件を満室にすることすら厳しい状況になります。募集図面のクオリティをあげ、多くの人に見てもらう努力をしなくてはなりません。

こんな管理会社の募集図面には気をつけよう

①ポータルサイトの図面をそのまま掲載
②情報を詰め込んだだけの募集図面
③写真がない募集図面
④モノクロの募集図面
⑤情報量が少なすぎる募集図面

よくあるのが、ポータルサイトの募集図面をそのまま使用しているものです。

アットホームやスーモなどのポータルサイトでは簡単に募集図面がパソコンで出力できます。一見しっかり作られているように見えますが、どれも似た物件に見えてお客さんにとっては非常にわかりにくく、お部屋探しをする際にどれがどの物件だったか混乱してしまいます。

・情報をただ詰め込んだだけの募集図面は非常に見にくい
・写真すら掲載されていない募集図面は話にならない
・ポータルサイトの募集図面をそのまま扱っている管理会社は手を抜いている
・カラーで綺麗な図面が主流の中、モノクロでしか作れない古いソフトを使っている不動産屋は向上心がない。
・情報量が圧倒的に少ない募集図面は客付けの対象から外される。

こういった原因がある不動産屋は社員のパソコンスキルがないことが原因として多いケースがあります。
自分の物件がどのように紹介されているのか、管理会社に見せてもらうと良いでしょう。
魅力的な募集図面を作成できる不動産屋さんの管理物件は入居率が高いです。
自分の物件がどのように紹介されているのか、管理会社に見せてもらうと良いでしょう。



入居募集の対応のスピード

賃貸物件は入居募集をしなければ空室は埋まりません。
入居者から退去連絡がきたと同時に素早くポータルサイトで募集をし、募集図面を作成して「退去予定」というかたちでいち早く対応してもらいましょう。退去してから入居募集をするより確実にお客さんを逃す可能性が低くります。
しかし、入居募集の対応スピードが遅いと

①入居のタイミングを逃す
②空室が長くなる
など、良いことはありません。

お部屋探しはタイミング的な要素があります。「あと1週間早く募集していたら何ヶ月も空室にならなかったのに」ということがないよう退去予定が出たらすぐに募集を始めることが重要です。退去が決まったお部屋が、すぐに入居が決まると嬉しいですよね。入居募集の対応のスピードが遅い管理会社は大家さんのことを第一に考えていません。ビジネスはタイミングとスピードが重要なので、素早い対応をしてくれる管理会社を選びましょう。

原状回復の遅さ

原状回復をスムーズに行わなければ、空室期間が長くなり家賃収入が減ります。
退去の後の原状回復は業者さんとの兼ね合いもあるので、そこをどうスピーディに進めていくかが重要です。
原状回復が遅いと、
①お部屋の案内ができない
②入居が決まる可能性が低くなる
③家賃収入が減る
といったことになります。

せっかく反響があったのに、原状回復が遅ければ入居が決まるものも決まりません。管理会社によっては「入居が決まったらリフォームをしましょう」などと呑気な営業マンも居たり、ひどい時にはリフォームの見積もりの依頼から「1ヶ月」以上の時間がかかるケースもあります。

汚れたままのお部屋を見せるより、しっかりリフォーム・メンテナンスが終わっている部屋を案内する方が、間違いなく契約率はあがります。退去は一ヶ月前からわかっているので業者さんとうまくスケジューリングを行わないと大家さんにとってはデメリットしかありません。対応が遅い管理会社は見直す必要があります。

また、一般の大家さんで入退去の対応を不動産屋さんに依頼しているケースもあり、不動産屋の対応がルーズだと空室リスクが高くなります。見積もりに1ヶ月もの期間がかかる不動産屋は、いつか必ずトラブルが起こる可能性が高いです。付き合う不動産屋を見直す必要があります。自主管理の大家さんは、特に後回しにされる可能性が高いので、付き合う業者をしっかりと見極めましょう。

余計なオプションのぼったくり

敷金・礼金・仲介手数料ナシ!なのに、どうしてこんなに契約金がかかるの?という状況が多く見られます。最近ではどんどん余計なオプションが増え、入居費用を圧迫しています。大家さんにとってはせっかく敷金・礼金をゼロにして入居を促進したのに管理会社の方で余計なオプションが付帯され、入居費用が上がっては意味がありません。

管理会社の独自のオプションは
①24時間サポート
②抗菌・消毒費
③消火器代や消火剤代
こういった付帯商品があります。

定番になっていますが、こういった付帯商品があるがゆえ、敷金・礼金がなくても入居費用が高くなってしまいます。

この中で、入居費用が高くなる原因が考えられるものは
「②抗菌・消毒費」
「③消火器代や消火剤代」
の2つです。

②抗菌・消毒費はワンルームだと16,500円ほど、ファミリータイプのお部屋では30,000円もなる場合があります。お部屋の広さによって抗菌・消毒剤を使用する面積が違うからです。管理会社にとって、抗菌・消毒は利益率がかなりよく、あまり手間もかからないので率先して入居費用に組込みます。まさに、「ぼったくりの商品」です。

③消火器代や消火剤はキッチンに常備するコンパクトな消火器です。
管理会社によって違いますが、費用は6,000円から10,000円ほどです。消火器代も抗菌・消毒と同じように利益率が高く「ぼったくりの商品」です。
不動産屋では、他社が管理している物件も率先して紹介しますが、上記のような様々な費用が加算されることにより仲介業者も物件の紹介しづらくなるので大家さんにとってはデメリットが大きいです。

仲介業者もプロなのでお客さんのためを考えると、入居でぼったくられる場合は退去でもぼったくられる可能性があることは想定できるので、こういった物件に入居することはおすすめしません。
こういった付帯商品はオーナー様を無視して、自己の利益しか考えていない証とみれます。
管理会社の変更を検討したほうがいい可能性が高いです。

まとめ【空室が全然埋まらない!?原因は管理会社にある可能性!】

賃貸物件を取り扱っている不動産屋さんは、管理物件を増やし、毎月の管理料を得ることで安定した収益が得られます。「管理会社にまかせていれば大丈夫」
「この不動産屋さんとは長い付き合いだから」
などと信用して任せっきりのままだと、「ここの大家さんはなにも言わないから大丈夫」と、だんだん対応が遅くなったり、連絡がおろそかになったり、空室が目立つようになります。

賃貸経営する上で、管理会社はなくてはならないパートナーですが「対応スピードがおそい」「空室を埋める対策の提案をしてくれない」「連絡があまり来なくなった」という場合は管理会社の変更を視野に入れ、改善しなければなりません。